いらっしゃいませ、バクです。

というときが定期的に訪れます。上達が見えないときとか、誰かと比べて落ち込んだときとか、理由はないけどなんとなく怠いとかそういうときに、癒してくれる言葉をふたつ記録しておきます。思い出すと少しやる気が出ます。
1歩1歩を味わうベッポさんの言葉
ベッポさんというのは、ミヒャエル・エンデの小説、『モモ』に登場するおじいさんのことです。ベッポさんは掃除人で、いろんな道路を掃除しています。
たまに果てしなく長い道路を受け持つとき、ベッポさんは「これじゃとてもやりきれない」と思います。でも、経験を重ねた結果、ベッポさんはこう語ります。
次の1歩の事だけ、次のひと呼吸のことだけ、次のひと掃きの事だけを考えるのだ。
いつも、ただ次の事だけをな。
すると楽しくなってくる。これが大事なのだ。
楽しければ仕事が上手くはかどる。
こういうふうにやらにゃだめなんだ。
ひょっと気がついたときには、一歩一歩進んだ道路が全部終わっとる。
どうやってやりとげたかは、自分でもわからん。
息もきれていない。
これが大事なのだ。
今日の学びを楽しんでいるうちに、いつの間にか何年も経って、上達している自分に気づく。最初よりずいぶん遠いところに来たことを知って、自分でもびっくりする。そんな風でありたいなあと思います。
Three Feet from Gold
Sharon L. Lechterの著書タイトルです(邦題:「金鉱まで残り3フィート」)。3フィートは約90㎝です。
想像してください。あなたは金鉱を求めて、トンネルのなかで土の壁を掘り続けています。掘り進めても掘り進めても黄金は出てこず、土くればかりです。
「もうこれ以上掘り進めても無駄だ・・諦めよう」引き返そうと踵を返したその場所こそが、金鉱まであと1mの地点です。
英語がなかなか聞き取れない。自分には無理なのかもしれない。そう思っても、もしかしたら明日聞き取れるかもしれません。
レベルがもう1段階上がる瞬間は、すぐ目の前かもしれない。そう思ったら、もう少し続けてみようかなという気になります。
最後に
疲れたときは休みつつ、気を取り直してまた再開すれば良いと思います。
それでは、この辺で失礼します。ご訪問ありがとうございました(*^^*)
*記事内の文章はこの本から引用しています。