いらっしゃいませ、バクです。

というわけで、名詞構文についてまとめてみました。
私はまず「構文」がよく分からなかったので、広辞苑からの引用を載せておきます。
こう‐ぶん【構文】文章の構成。文のくみたて。
『広辞苑』
では、具体的にみていきます。
名詞構文の定義
「動詞や形容詞が名詞の形になって文章に組み込まれている文章」
動詞や形容詞が、名詞に変化しているんですね。日本語でやってみると、「犬が走るのを見ていた→犬の走りを見ていた」、「あなたが来てくれて嬉しい→あなたの訪問が嬉しい」。
意味は分かるけど、何となく違和感が残ります。
それでは、次からは英文で学んでいこうと思います。
例文を使って変化を観察する
動詞を使った文章を名詞構文にした場合
"We are hoping that you will recover quickly"という文章を名詞構文にしてみます。「あなたが早く回復することを願っています」という意味です。
"you will recover"を"your recovery"に変化させると、名詞になります。
hopeは自動詞なので、直接目的語をつなぐことができません。そこで、前置詞forを持って来ます。
"We are hoping for your quick recovery"
直訳すると、「あなたの早い回復を願っています」となります。
形容詞を使った文章を名詞構文にした場合
形容詞の場合もみてみます。
"Carry was glad to find that Big was present at the party"を名詞構文にします。「ビッグがパーティーに出席していたので、キャリーは喜んだ」という内容です。
形容詞"present"を名詞"presence"にして、"Big's presence at the party"にします。
"Carry was glad at Big's presence at the party"
直訳すると、「キャリーはビッグのパーティー出席に喜んだ」となります。
日本語に訳しにくいときは、動詞か形容詞を使う

名詞構文は、完全なひとつの文章だったものが、ぎゅっと縮まって名詞という形をとっています。名詞になれば、さらに主語と動詞を足すことができるので、効率的ですね。
でも、名詞構文をそのまま訳すと不自然な日本語になりがちです。これは、日本語は英語と比べて名詞よりも動詞を使って表現することが多い言語だからです。
そういうときは、例文の変化前の文章のように、動詞か形容詞を使った文章にしてあげれば、日本語としておさまりの良い訳出につながります。
最後に
名詞構文は日本語と英語の表現の違いが出た面白い構文であることがわかりました。自分でも使いこなせるように復習します!
それでは、この辺で失礼します。ご訪問ありがとうございました(*^^*)
*参考文献『英文法解説』