呪いの言葉

合氣道の稽古記録です。

今日はいつも通っている道場ではなく、近くの市立武道館に行ってきました。決められた料金(300円~600円)を払えば、誰でも自由にスペースを使うことができます。

一緒に初段を目指しているサクラさんと待ち合わせ。

サクラさんは午後近くにならないと来られないとのことで、先に行って一人で剣の練習をしていました。5面ある畳敷きの道場にはまんべんなく人が散らばっていて、小さな合氣道教室が開かれている場所もあれば、熱心に空手の型をしているグループもいて、適度な賑わいをみせていました。

隅にある鏡の前でひとり黙々と剣の練習をしていると、身につけたい技を本当に自分のものにするにはもっと時間がかかるぞという焦りのようなものが生まれてきました。そして、ちゃんと丁寧に時間をかけて身につけたい、とも思いました。

その後サクラさんと合流し、合わせ技の稽古をしてから昼食場所に移動。私は自分の思うところを話してみました。

「私はどんくさいから人より時間がかかるし、4月に見送ることも考えています。でも、サクラさんの技の受け役はちゃんとするから、そこは心配しないでね」

すると、「それは自分を呪う言葉だよ。自分で自分にどんくさいとか言い続けると、本当にそうなっちゃうよ」とサクラさんは言いました。

4月に見送るという選択肢はありだけど、今、早急に結論を出すのは早いんじゃないか、とも。さらに、今時間をかけて、というけれど、初段を受けた後も稽古はずっと続いていくんだよ、とも。

「やるだけやってだめだったらあきらめようよ。でもさ、もしこれで通れたらすごくない?きっと、『あいつらあれだけ下手だったのになあ』って後になってもみんなに言われてさ、私たちも『いやあ、がけっぷちギリギリのところで生き延びました』なんて言って笑ってさ、ずっと話のネタになるよ」

何もわざわざ崖っぷちを歩いていこうとしなくてもいいんじゃないか、という素朴な疑問はともかく、「私は私を呪っている」という反論しがたいフレーズが頭に引っ掛かって、そしてサクラさんの描く将来のビジョンがあまりにも滑稽で、釣られて笑ってしまった私は、またしてももう少しすがりついてみようと思えたのでした。

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