翻訳

翻訳チェック

ときどき、他の人が翻訳した文章をチェックする作業が発生するのですが、最初の頃はどこに気をつければいいのか分からず困りました。でも、何度も作業するうちにチェックの仕事はとても勉強になるなあ~と思うようになりました。

そこで今回は、翻訳チェックについて学んだことや思うことをまとめてみます。

チェックする箇所

誤字・脱字

薬剤や成分名のスペルミスには特に注意。bezlotoxumabなどスペルミスしやすい長い名前が多く、コピペしたつもりが1文字し損なっていることもある。

誤訳・訳抜け

特に医師や企業の出した結論部分内容と結論が矛盾していないかを常に意識しながら読むと間違いに気づきやすい。添付のデータもあれば参照する。

数字

日付、投与量、検査値、被験者数など。

ルールからの逸脱、定訳とのズレ

顧客が決めた独自のルール(大文字小文字のルールやフォントの設定など)や社内で統一されている定訳とズレがないか確認する。

訳文から学ぶ

誤訳ではなく単純に自分だったら違う言い回しになっただろうなあ~というところは訳者さんの訳を尊重して活かせるようにします。自分では思いつかない訳文に触れられる良い機会です。

「えっこんな言い方あるのだろうか?」と調べてみたら業界ではよく使われる言葉であることが分かったりして目から鱗の体験が得られると、ワクワクします。

最終決定は訳者さんとする

修正してみたものの、訳者さんと話すと「そこは意図があってそうした」という背景があることもあります。話し合った結果、元の訳文のままでいくということも頻繁に起こるので、グレーな修正箇所は訳者さんと相談するのがベターです。

チェッカーとして助かること

何か引っかかりがあるところは簡単なメモで伝えてもらえると、チェックもそこを気を付けようと思えるのでありがたいです。また既存の訳文や参考文献から引用している箇所なども、その旨を申し送りしてくれると不要な修正を防げるので助かります。

最後に

自分がチェックしてもらう立場のときは、誤訳や訳抜けに気づいてもらえた時はすごく「助かった・・!」という気もちになります。そのまま納品してしまったらと思うと恐ろしいですもんね。

もっと洗練された訳文を提案された時は「うわー!(喜)」となります。そっか、それいいなあ!と興奮して鼻息が荒くなってしまうことも・・。ここはこっちがいいかな?あっちの方がいいかな?と同僚と悩む時間は、何だろう、洋服屋さんで試着を繰り返す行為と似たところがあるかもしれませんね・・。

とはいえ、無限に時間をかけるわけにはいかないので、与えられた時間でできるだけ質の高い訳文に仕上げられるよう、翻訳も翻訳チェックも一所懸命取り組んでいこうと思います。道は長い・・!

それでは今日はこの辺で。ご訪問くださってありがとうございました!

 

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